良い歯科医院、良い歯医者さんとは、どのような事なのでしょうか？
基本的には 「早くて、安くて、上手くて、衛生的」 だと、私も思います。しかし・・・
例えば、「あの先生はぜんぜん痛くなく、治療も早く終わった。」 この患者さんの一言で、その先生は名医となります。これは素晴らしい事です。でも、虫歯や歯周病の悪化状態によっては、診療や治療に時間がかかったり、治療に痛みが伴ったりする事があります。このような場合に、ちょっとした誤解で世間では藪医者呼ばわりされてしまう事がよくあります。
治療を受ける患者さんの体質によっても、治癒力や抵抗力、痛みの感じ方はそれぞれ異なります。病気で悪くなった所を治療するわけですから、ある程度の痛みや時間がかかる事は仕方のない事だと思います。（治療内容によっては、痛みを伴わない上っ面の治療だけでは完治したとはとうてい言えない病状・症状もあります。）
私は、「治療とは患者さんと歯科医師の信頼関係の上に成り立つもの」 と考えています。その上で、主治医となる歯科医師や歯科衛生士、歯科技工士がどれだけの技術と知識と経験を持っているか、この事に尽きると思います。
患者様が人間であるように、歯科医師もまた人間です。そこには、言葉では表現する事が難しい「相性」と言う要素も加味される事でしょう。実は、自分に合った良い歯医者さんを見つけるという事は、以外と大変で難しい事なのです。